スピロス・スピロ・スピロプロス
虫の王国ゲータルドの一等兵。24歳。
真面目で努力家。決断が早く、積極的。人がよく世話焼きで、頼まれ事をされると文句を言いながらもほぼ必ず引き受けてしまう。 直情的で、いい事があったり落ち込んでいたりするととてもわかりやすい。どちらかというと引きずる方。怒りっぽいことも自覚しておりあとで落ち込む。
好き嫌い、主義主張がはっきりしており強情。虫の民についての被差別意識が強く他の民が嫌い。信じていたものや誇りが揺らいだときが最も不安定になる。
「知らねーよ……ったく……………一度だけだからな!」
「なんでもねーよ……だからなんでもねーって!顔覗くな!!」
「……スピロの星に栄光あれ」

ストーリー

ゲータルドの英雄スピロの子孫。スピロプロスの家名はスピロの子を意味する。
8歳の頃、軍高官の父を王(パンドラの父)に対する反逆罪として粛清された過去を持つ。一族の汚名をそそぐために兵士になったこと、自らの置かれた環境のため家父長制的な価値観に呪縛されていることが重なり、なかなか出世しないことに焦燥し内心疲弊している。
虫の王国で幅を利かせている花の国出身のアドニス(ロiズiレiイiド♂)のために父が殺されたことを知り彼に近づいたが、「小手調べ」と称された決闘の最中、新しい毒の実験台にされ右腕に毒の刻印を残された。毒虫が花の毒を食らうというありえない恥辱を受け、アドニスへの憎悪をたぎらせている。
尊敬していた父が生前パンドラの「狂信者」として家族を裏切り、アドニス誘拐にも関与していたことをまだ知らない。心を病んだ母が自分に辛く当たっていたのは、自分がそんな父に年々似てきているためであることもまだ知らない。同族意識と排他意識と「男らしさ」に呪われていることも、それが弱さへの恐怖のためであることも、父もまたそうであったことにもまだ気がついていない。

獣人モード

性質 排斥
種族意識と心細さが蜂の巣として顕現する。体の中から原形の体が食い破るように出てくる。
グロテスクな姿であり、また体への負担も大きいが、彼は自身の種族に強い拘りがある為この姿になることに抵抗はない。
「ナメてんじゃねー…てめぇ引きずり降ろしてやる」

原形時

縄張り意識の塊となり、辺りを攻撃する。

マーク(魂の形)

獣人モードへの変化時に頭上に現れる。本人は雷を表していると思っているが、実際は罅。

実デ