座賀白 日鏡(ザガシロ ヒカガミ)
22歳。ウツツ国の平凡な大学生。
無口で動じない。年齢の割に落ち着き、達観している。種族柄非常に勘が良く、悪い予感は必ず的中する。他の人を守ろうとさりげなく仕向ける優しさもあれば、諦めのために冷徹な行動をとる場合もあり、無口なこともあって何を考えているのかわからないと捉えられる。面倒事を予感すると避けるか、最短の方法でやり過ごす。
喋ると消耗するタイプで他愛無い雑談が苦手。親しくない相手に話しかけられると当たり障りなく無難に受け流す。身近な人が相手の場合は簡潔に自己主張をする。一番大事なのは自分の時間。基本的にスマホをいじっているか、ゲームをしているか、あてもなく街をぶらついているかのどれか。
人嫌いなわけではなく、他人に関して寛容。スマホで見ているのは、実は遠い国の紛争や貧困についてのニュースだったりする。ゲームが好きなのは、非現実のことは予知できないためである。
ヨホロ(夜幌)という双子の妹が生まれるはずだったが、胎児期に消滅した。
「いや、よく知らないんで…」
「そうだな。」
「こっちに来い。」

ストーリー

先の不幸を感ずる力に古くから振り回され歴史から消えた一族を遠縁に持つ。平和な時代が続き血から薄まりつつあるはずのその能力が非常に強く発現しているが、彼は殊更人に話さないため両親にすら知られていない。
望まずとも発動する能力により失敗を回避してきたため、大きな喜びや達成感を得ることのない人生を送ってきた。自分は見えない道を自力で切り開くことができない、未来を知っても人の死や災害には為す術がないという無力感が彼を支配している。
刃物や戦闘に対して静かに興奮する質がある。夜に治安の悪い街に赴き、喧嘩を仕掛けてくる小物な不良を路地裏で潰す隠れた趣味を持つが、自らの素性は割れないよう、また後に厄介なことになる相手は察知して避けるよう注意深く立ち回っている。彼にとって、この趣味は惰性で続けているゲームのようなものである。戦闘の天才であり、獣人モードに変化せずも無敗。

獣人モード

性質 諦念
額に他者の不幸を具体的に予知する眼が開眼する。顕現するのは、自分の持たざる力のイメージ。獣と人の混沌にある彼は、予知能力に苛まれ望んだはずのその力を予知の実行に使う。
「俺、刃物に抵抗ないから。」

マーク(魂の形)

獣人モードへの変化時に頭上に現れる。

原形時

温厚。少し離れたところに座ってじっとこっちを見る。

実デ